土かぶりのエレナ姫を描いたことで「晴海ひつじがファンタジー?」と、声を一部の方からいただくのですが、
私、元々 ファンタジー描いてましたよ!
晴海ひつじの代表作は「斎王寺兄弟に困らされるのも悪くない」「マリはハッピーエンドでお願いします」等、元気な学園ラブコメだったので無理もないのですが…
単行本になっていないけれど「王子メル姫」は人気があってLaLaDXで連載もしてました。
私が描きたくて描いて、コンペに通って載せてもらったものです。
2014年…ツインロール、斎王寺兄弟より前です。
大人の事情で単行本にはなっていません。
エレナ姫の立ち上げ担当編集者さんは、この「王子メル姫」を面白いと思ったから、LaLaの転生増刊用に西洋風ファンタジーを描いてはどうか、と提案したそうです。
エレナ姫は元々、異世界転生LaLa用に載せる読切りとして企画されました。
担当さんの先輩編集者が「農業」と言ったから、でできれば農業。ダメなら別ジャンルでもいいけど転生ものであることはマスト、という話でした。
担当さんは虫も触れなくて農業にも全然興味無いので、農業もので大丈夫?と思ったけど、
私が農業と縁がある育ちだったのでなんとかなりました。
そして「土かぶりのエレナ姫」ができました。
「ベレットのローズマリー」は11年前の作品です。さらに古いです!
エレナ姫は作品に漂う雰囲気も主人公達の性格もこの作品にそっくりです。
同じ作者が描いたとわかると思います。
なので、新境地ではなく、ファンタジーに戻って来たという感覚です。
「ベレットのローズマリー」は単行本ツインロール2巻に収録されているので、よかったら読んでみてください。